ノルウェーの電気自動車(EV)メーカー、THINK(シンク)は米国時間13日、同社の「シンク・シティ」が米カリフォルニア州大気資源局(CARB)によってゼロ排気車(ZEV)の認可を受けたことを明らかにした。これにより、シンク・シティはカリフォルニア州をはじめ、同州のZEV要件を適用している12州とコロンビア特別区(ワシントンDC)での販売が可能となる。
3ドア・ハッチバック車のシンク・シティには2シーターと4シーターの2モデルがあり、最高時速は110キロメートル、航続距離は100マイル(約160キロメートル)。米クリーンエネルギー会社Ener1が開発したリチウムイオン電池を搭載し、ZEVの「タイプ2」要件を満たしている。
シンクの広報担当者は、CARBの認可はフリート市場向け販売にとって非常に重要だと指摘。CARBのZEV要件を適用する州は、米新車市場のシェアの35%以上を占めており、フリート市場のシェア率も高いと説明している。
シンクは近いうちにシンク・シティのフリート市場向けの販売を開始。2011年下半期にはインディアナ州エルクハート工場の増産に合わせ、一部の都市でディーラーを通じた販売を開始する。
シンク・シティは、欧州では1999年に高速道路の走行認可を取得しており、欧州市場向けはフィンランドで生産している。
情報源:国際自動車ニュース
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