2012年の大統領選挙はオバマの再選に終わったが、電気自動車や自動車の排気量削減については、米国民は大統領の2期目に何を期待するのだろうか?また未来の自動車産業はどうなるのであろうか?
これから起こりうる、差し迫った課題は、CAFE(Corporate Average Fuel Efficiency:企業別平均燃費)である。アメリカでは自動車製造企業ごとに企業平均の燃費を算定し、その燃費が基準値を下回らないように義務付けられている。米国政府は2025年までに1ガロン当たり54.5マイルの燃費基準の達成を求めており、多くの自動車ディーラーは燃費向上のための費用が自動車販売価格に上乗せされることに反対だ。
また新規の課題としては、そのような政府の規制を自動車メーカーが遵守し、先日報道された起亜自動車や現代自動車のように虚偽の燃費表示を報告しないことが求められる。
同様に、オバマ大統領の再選で、電気自動車が再び注目されるだろう。今年、オバマ大統領は2015年までに100万台の電気自動車を走らせるため、電気自動車購入時の税金控除をU$7,500からU$10,000に引き上げることを提案した。
他の政府規制としては、自動車の安全性向上を推し進め、2014年までに全ての新車にバックアップカメラの設置を義務付けようとしている。さらにナビゲーションや最先端のデジタル・ディスプレイなどが求められるだろう。オバマ大統領は再選を考える必要もなく、今以上に自動車の燃費向上に取り組んでいくと思われる。
情報源:AutoblogGreen
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