PSAプジョー・シトロエンは19日、ベトナムのチュオンハイオート(THACO)グループがダナン省チューライに保有する工場でプジョー「408」をラインオフしたと発表した。両社は今年4月、THACOがプジョー車の正規輸入と供給、ベトナムでの組立生産を行うことで合意し、提携契約に調印していた。
両社は2014〜17年までに408を計1万台、生産・販売する計画。20年までには年間販売台数を1万5000台に引き上げ、市場シェアの5%を獲得する目標を掲げている。PSAはすでに南部ホーチミンと首都ハノイ周辺にディーラー5店舗を開設しており、15年までに15拠点に拡大する予定という。
408はこれまでに世界で26万1000台を販売。ベトナム市場に投入するモデルは、2000ccエンジンと6速オートマチックトランスミッション搭載で、6エアバッグと横滑り防止装置(ESC)を標準装備している。
PSAは東南アジアでは、マレーシアでナザ、インドネシアではアストラ、シンガポールではサイム・ダービー、フィリピンではユーロブランズ・ディストリビューターズとそれぞれ提携しているほか、タイ、ブルネイ、スリランカ、ネパールにも進出している。
情報源:(株)国際自動車ニュース
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