トヨタ紡織のアジア・オセアニア地域統括会社であるトヨタ紡織アジアは18日、タイの需要に合わせて開発した高級リアシートパッケージ「ECZIO」を発表した。3月1日からアフターサービス市場で販売を開始する。タイ生産のトヨタ「カムリ」に装備可能という。
ECZIOは、お抱え運転手を使用する企業幹部などによる使用を想定した高級リアシートと内装部品のパッケージで、とりわけ豪華さと快適さ、広さに留意して設計した。当面はタイ市場をターゲットとするが、海外での販売も視野に入れている。
シートには最高級のレザーを使用。中央部のひじ掛けには木製トレイを配した。バックポケットには環境に優しいケナフ繊維を使用。ドア内部に取り付けたスポットライトにより夜間の読書も可能だ。
ECZIOは2015年12月まで限定999セットを販売。カムリ2.5Gと2.0G用があり、価格は付加価値税(VAT)別で13万5000バーツ(約42万円)。
トヨタ紡織アジアは2001年6月の設立。バンコクに拠点を置き、タイとインドネシア、フィリピン、ベトナムなどに17工場を展開し、シートおよび内装品の開発、設計、販売と、フィルター、パワートレイン機器部品の販売を手掛けている。
情報源:(株)国際自動車ニュース
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