中国の電気自動車メーカー、BYDが香港証券取引場で5億5,000万ドル相当の株式を売却すると発表した。今回の株式売却額は、一回の株式売買としては、BYDが2002年に株式を上場してから最大のものになる。
BYDの広報によると、株式売却の理由は、電気自動車のパワートレイン技術の開発資金の確保と業績不振で膨らんだ債務削減が原因になっている。
BYDの負債は、同社の第一四半期における、天然ガス圧縮車の販売不振による営業利益の大幅減(前期比89%減)により、2013年度末より34%も増えている。
ブルーンバーグ社によると、同社の株式は世界的な投資家として著名なウォーレン・バフエット氏の投資会社、Warren Buffet's Berkshire Hatawayが28%を所有している。
今年の5月初旬にBYDは中国の杭州市から2,000台の電動バスと、1,000台のタクシー用電気j自動車を受注したと発表した。こ朗報は、米国のロングビーチ市によってキャンセルされた電動バス10台の契約(1,210万ドル)を失った直後に届いた。
2014年の初めに、BYDは中国の大連市から1,200台の電動バスの注文を受注しており、杭州市からの注文は今年2件目の大型受注となった。
情報源:BYD社プレスリリース
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