日産自動車のカルロス・ゴーン社長は、1月4日に日産ブラジル工場を訪問した際に新型クロスオーバー「キック」を製造し、販売開始すると発表した。
新型クロスオーバー「キック」は2014年開催のサンパウロ・オート・ショーに展示されたコンセプトカーで、日産はリオデジャネイロから160km離れた、レゼンデ工場に7億5,000万レアル(1億8,600万ドル)を投資し、量産する。
生産開始後、日産の工場は新たに600人の従業員を雇い、一日2交代制にする計画だ。昨年、ブラジルの自動車市場は過去10年間で最悪の販売不振に陥り、約10%の人員削減を行った後であり、ブラジル経済にとっては年初めの明るい話題となった。
ブラジルは世界の5大自動車市場の一つであり、Fiat Chrysler Automobiles NV FCHA.MI, Volkswagen AG VOWG_p.DE, General Motors Co GM.N and Ford Motor Co F.N.などの主要市場になっている。各自動車メーカーは不況で委縮しているブラジル人の購買意欲を掻き立てるために新型モデルを投入している。
情報源:日産自動車プレスリリース及びMyBurasa
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