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ニュース / 世界重要トピックス
日本ガイシ、米ニューヨーク市交通局のバスステーションにNAS電池を納入
2009年02月06日

日本ガイシ株式会社(社長:松下 雋、本社:名古屋市)は、米ニューヨーク州電力公社(NYPA:New York Power Authority)を通じてニューヨーク市都市交通局のバスステーションに、NAS(ナトリウム硫黄)電池システム1MW(メガワット)を納入し、天然ガス補充用電源として大幅な運営費削減に成功したことを公表した。

MTAは天然ガスを燃料とするバス330台を所有し、年間3100万人が利用している。バスステーションでのバスの燃料補充にはコンプレッサーを使用しており、その電力コスト抑制のため従来、燃料補充作業は電力料金が安価な夜間に集中して行い、割高な夜間勤務の作業員を多数配置していた。

また、夜間で補充しきれない燃料は、昼間の電力を使用して補充しなければならない。NYPAはMTAのバスステーションの運営コスト削減のため、NAS電池システムを導入した。NAS電池に安価な夜間電力を蓄電し、昼間に放電することで作業を日中に集中させ、電力料金の抑制とともに夜間の割高な人件費の削減にも成功した。NAS電池の負荷平準機能を使いバスステーションの運営費用を大幅に削減した最初のケースとなった。

NYPAはニューヨーク州を管轄し、ナイアガラの水力発電所をはじめ水力中心に発電容量6000MWを有する、全米最大手の州営電力公社である。同社によると今回のプロジェクトは、NAS電池を全米で初めて電力供給者側ではなく需要家の施設に設置するものだ。

大都市の需要家に対応する大規模蓄電池設置プロジェクトとして北米大手電力各社や公的機関の注目を集め、設置費用の50%以上を米エネルギー省、ニューヨーク民間電力会社、カナダの州営電力会社などが拠出している。

ニューヨーク州では今後、風力、潮力など自然エネルギー発電の導入が計画されており、発電出力を安定化させるために最新蓄電池技術の検証が必要とされている。

日本ガイシは、今回の成功実績を足がかりに、北米でのNAS電池拡販を本格化していく。


納入概要

設置場所
米ニューヨーク市都市交通局(MTA)バスステーション内(ロングアイランド島)
定格出力
1MW
用途
バスステーション(天然ガス補充基地)の電力負荷平準
稼動時期
2008年4月
効果
安価な夜間電力の昼間使用によるコスト削減(電力料金および夜間作業の人件費)
※削減額:年間電力料金4万6千米ドル、夜間人件費22万米ドル(NYPA公表値)


情報源:日本ガイシ株式会社プレスリリース

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